KIKOの森暮らし

山暮らしのライフログ

サステナブルな暮らしに興味がある人にオススメ!食材宅配「生活クラブ」

 
 
 
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生活クラブをはじめてから約3年がたった。

もともと、30年前から両親が生活クラブを使っていたので、商品自体は物心つく前から食べて、使って、慣れ親しんでいた。

結婚して1年後により豊かな生活、地球環境に良い暮らしをしたいと思い改めて自分で入会。

実際に利用してみて感じたことをまとめてみたい。

VISIONが「サスティナブルな生き方」

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生活クラブのブランドステイトメントだ。

生活することは、消費することです。
”なにを”、”どのように”消費するか、という選択は、そのまま、「どんな未来にしたいか」「次の世代へ何を手渡したいか」へとつながっていきます。
私たちは、自然と共生し、食べ物(Food)、エネルギー(Energy)、福祉(Care)をできる限り自給・循環させる「サステイナブル(持続可能)な生き方」を選びます。
いまを生きるいのちと次世代のいのちを、おなじように大切に考えて、すべての活動を行います。

数ある食材宅配の中でも、「サスティナブルな生き方」をVISIONに掲げているのは生活クラブだけではないだろうか。

環境問題に取り組んでいる食材宅配はあるが、生活クラブの環境への取り組みは徹底的で感心するほど。

例えば、風力・太陽光発電施設の開発や再生可能エネルギーが中心の電気の共同購入などエネルギー面での取り組みをはじめ、容器のリユース、質の高いリサイクルも実施している。環境に配慮したエコ製品も多く、エコラップづくりなど環境系ワークショップも頻繁に開かれている。

後述するが月間で発行される新聞「生活と自治」では環境問題のテーマを多く扱っていて、こちらも読み応えがある。

3Rは当たり前、徹底的に「リユース」が肝

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生活クラブの3R活動は、壊して熱を加えて別の製品を作り直す「リサイクル」ではなく、「リデュース」「リユース」に積極的に取り組んでいる。

生活クラブで利用される保存容器やプラスチックは徹底的にリユース、リサイクルされる。

牛乳や調味料のびん、卵のパックなどは再利用され、カタログ類、野菜のピッキング袋やプラスチックのフィルムも返却すれば質の高い方法でリサイクルしてくれる。

例えば、牛乳びんのキャップはリサイクルされて生活クラブで販売するゴミ袋に生まれ変わるそうだ。

このような取り組みは生活クラブが1994年から導入している「グリーンシステム」と呼ばれ、びんの規格を数種類に統一して回収・再使用することによって実現している。

2018年度は生活クラブ全体でこのシステムによって、ごみを4,313トン、CO2排出量を2,469トン(東京ドーム約1個分)削減したそうだ。

生活クラブの消費財を利用することで、環境に貢献できるとはなんとも嬉しい。

月刊誌「生活と自治」であなたも環境活動家に

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生活クラブに入会して4ヶ月分の「生活と自治」。

そのうち2回が環境問題をテーマとしていた。環境分野の専門家や活動家が寄稿する特集は毎回読み応えがあり、勉強になる。

特に私が好きなのは身近なテーマについて、生活クラブの組合員、簡単に言うと”生活者”が投稿する連載。家庭で実践している脱プラの取り組みや社会問題に関する意見など、さまざまで面白い。

そもそも生活クラブに入会する人は環境問題や社会問題、食の安全・健康などに関心の高い人が多い印象がある。生活クラブ歴30年超の私の両親も昔はいわゆる”活動家”だった。そういった”生活者”たちの意見は興味深い。

今月号では、トイレットペーパーやティッシュペーパーの削減のために木の葉で代用している環境活動家の話もあったりして、世の中には強者がいるな、なんて思ったり。

私もそのうち柿の葉、ふきの葉あたりでトライしてみよう。夫が受け入れてくれますように。

消費することで産地を支援、生産者を訪ねる旅も

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私たちは日々、農家の方々が作ってくれる野菜や肉、米で生かされている。

コロナ禍でそれらが入手しづらい状況に陥り、誰もが実感したはずだ。

一方で、飲食店の休業などで行き場をなくした野菜が大量に捨てられてる現実もある。

何も考えずにただ”消費する”のではなく、消費することで”生産者を支援”したい。

生活クラブでは、生産者支援の取り組みが活発だ。

消費材の配達サイクルを選んで登録ができる予約システム「よやくらぶ」は、生産者が計画的に生産ができる一方で消費者は定期的に食べ物が届く安心感があり双方にとって良い仕組みだ。

生活クラブに卸している”生産者を訪ねる旅”も全国で実施されていて、私たちが食べる食材が誰が、どこで、どのように作られているか実際に見ることができる。

”生産者を訪ねる旅”は昔から実施されていたようで、私の両親も30年前はよく地方まで足を伸ばしていたそうだ。

食の安全・透明性の高さが国内トップレベ

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生活クラブでは、遺伝子組換え食品、放射能汚染、残留農薬、国内自給への対策が徹底されている。国が定める基準よりも厳しい基準値を独自に儲けているため、食の安全性・透明性が高い。

現行の遺伝子組換え(GM食品表示制度では、消費者が商品をみて、遺伝子組み換えかどうかを判断できないように複雑化されている。

GM表示が義務化されている食品は限られ、また少量であれば表示義務対象外になるため、私たちは知らない間にGM食品を口にしていることが多い。

生活クラブでは、「遺伝子組み換え作物・食品は取り扱わないことを基本とし、やむを得ず使用する場合は、情報を公開して取り組む」と宣言している。

放射能汚染に関しては、「放射能はこれ以下なら安全という値(しきい値)はない」という考え方に基づいて国よりはるかに厳しい「自主基準値」を設定し、ウェブ上での情報公開も徹底している。放射能検査実績は国内トップレベルで、年間9,000件も実施している。

また、食べる頻度や回数の多い米や牛乳、卵、肉などは基準値をさらに低く設定している。

野菜は無農薬や減農薬で栽培しているものが多く、農薬残留については国の基準の10分の1未満を目標としている。

また、日本の食料自給率向上を目的に、主原料だけでなく微量な原料や飼料の中身まで国産原料にこだわっている。2017年度の調査では、加工食品1,419品目のうち、1,048品目が国産原材料を7割以上使用していたそうだ。

国内で手に入らないもので外国産を使う場合は、食品のトレーサピリテイを高めるため、外国産原材料に関する自主基準を設定。組合員が海外の産地を訪ねる取り組みもあるほどの徹底ぶりだ。

野菜も肉も魚も美味しさのレベルが高い

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生活クラブの野菜は味が濃い。特にニンジンや小松菜など基本野菜が美味だ。最近ではピーマンにハマって毎週頼んでいる。身がしっかりして、重みがあり、味が濃い。

肉に関しては、平田牧場が有名だろう。(私自身は最近は地球環境のために出来るだけお肉を食べないようにしているが…)お米を食べて育った豚肉はほんのり甘みと旨味があり、これを食べたら他の豚肉は味がしないように感じる。平田牧場のお肉を食べたいために生活クラブに入会する人もいるそうだ。また、通常スーパーで買う肉は一度冷凍され解凍されたものが売られているが、平田牧場の肉は冷蔵で届くため鮮度も良い。もちろん鶏肉や牛肉もどれも質が高い。

魚は、刺身にできるほど鮮度の良い秋刀魚やアジ、カツオがおすすめ。アジの開きなど干物も身が厚く甘みがあるので、気に入っている。

買い物が減って生活が楽に

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生活クラブは食材だけでなく、ティッシュペーパーや石鹸など生活必需品全般を扱っているので、基本的に生きていく上で必要なものは全て買うことができる。私が愛用しているのは石鹸、歯磨き粉、洗濯洗剤など。どれも環境にも健康にも優しい製品なのが嬉しい。

また、食材宅配全般に言えることだが、買い物にでる回数が極端に減ったことで、生活が格段に楽になった。これまで買い物に費やしていた時間と労力はなんだったのか、と思えるほど。

きっと現代人は買い物に時間を費やしすぎている。キムチ一つ買うだけでも10種類以上の選択肢があったりする。買い物を終えて帰宅するとどっと疲れているのは私だけだろうか。

唯一のデメリット?

散々、生活クラブを賞賛してきたが、唯一物足りない点をあげるとすれば、じゃがいも、ニンジン、キャベツなどの基本野菜が多く、旬の野菜やハーブ類が少ないことだろうか。

全くないことはないが、例えば春の山菜が何種類もあるということは少ない。ただ、どうしても食べたい食材は直売所などで買い足すことができるので特に問題ではない。直売所の農家さんとの交流も楽しみの一つだ。

生活クラブはエコな暮らしを続ける上で欠かせない存在になりつつある。

資料請求するとお試しセットがもらえるそうなので、興味のある環境活動家さんは是非!

 
 
エコ活動に興味がある人に薦めたい、食材宅配「生活クラブ」|KIKI|note